HCMCマラソン2027 遠征ガイド:レース前後の過ごし方とサイゴンでの回復(1月17日)

Wide, tree-lined Lê Duẩn Boulevard in Ho Chi Minh City on a bright January day, with the Independence Palace at the end of the road

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要点:HCMCマラソン2027は2027年1月17日(日)開催。スタートとゴールはレズアン通り(Lê Duẩn)の4月30日公園で、種目はフル42km・ハーフ21km・10kmです。日本との時差はわずか2時間なので時差ボケの心配はほぼなく、本当の課題は暑さと早朝の目覚まし。レース前はフローティングで心を静かに、ゴール後はタオディエンで「温→冷→フローティング」の順で整えるのがおすすめです。

1月なかば、日本はまだ真冬です。ところがサイゴンでは、夜明け前から空気がやわらかく、街はもうテト(旧正月)の赤と金に彩られはじめています。金曜に飛んで、日曜に走って、火曜にはいつものデスクへ。この記事は、そんな週末のマラソン遠征のためのガイドです。1月のホーチミンで走ると何が違うのか、レース前の数日を穏やかに過ごすコツ、そして帰りの便までに脚を軽くするシンプルな回復プランをまとめました。

晴れた1月の日、並木が続く広いレズアン通り。突き当たりに統一会堂(旧独立宮殿)が見える
1月のレズアン通り。この先に4月30日公園のスタート・ゴール地点があります。写真:Kevin Rutherford, Wikimedia Commons, CC BY-SA 2.0.

HCMCマラソン2027の基本情報

項目内容
大会名HCMC Marathon 2027(冠スポンサー:Eximbank)
開催日2027年1月17日(日)
スタート・ゴール4月30日公園(レズアン通り、旧1区)
種目フルマラソン42km、ハーフマラソン21km、10km
スタート時刻・ナンバー受け取り・EXPOHCMCマラソン公式サイトをご確認ください
2026年11月4日に公式サイトで確認。大会が近づいたら、主催者の最新情報をあらためてご確認ください。

12月の大会にも出る方、どちらに出るか迷っている方は、テックコムバンク・ホーチミン国際マラソンの回復ガイドもどうぞ。3〜4日のゆったりしたプランを紹介しています。

短いフライトで1月のレース:本当に違うところ

まずは朗報から。ベトナムは日本より2時間遅いだけで、台湾やシンガポールとの差も1時間。時差ボケと戦う必要はほとんどありません。しかも日本時間のままの体には、レース当日の早朝の目覚ましが少し「遅め」に感じられます。ヨーロッパやアメリカから来る方は、ベトナムの時差ボケ対策ガイドを読んでおくと安心です。

短距離フライトのランナーがつまずきやすいのは、むしろこんな点です。

  • 暑さ。1月は乾季で、朝は一年でいちばん過ごしやすい時期。それでも真冬の日本から来た体は、まだ暑さに慣れていません。水分をしっかりとってからスタートし、最初の数キロは日本で走るときよりゆっくり入りましょう。
  • とても早いスタート。暑い国のレースらしく、スタートはまだ暗いうちと考えておきましょう。つまり土曜の夜は早寝。街がちょうどにぎわいはじめる時間に眠るのは、意外と難しいものです。
  • 詰め込みスケジュール。フライト、混み合うEXPO、一日じゅう歩きまわって、レース、そして火曜には出社。疲れはレース中だけでなく、レースのまわりに積み重なります。

レース前:とにかく穏やかに

到着の翌日は、軽いジョグで脚をほぐし、食べ慣れたものを食べて、本当に静かな1時間をつくってください。フローティングは、まさにそのための時間です。深さ約25cmのぬるめのお湯には約500kgのミネラル豊富なエプソムソルトが溶けていて、体は自然にぷかりと浮かびます。水温は約33〜34℃で皮膚の温度に近く、個室は真っ暗に、無音にできます。この1時間だけは、頭の中でレースを何度もリハーサルしなくていいのです。

Ōmni エビデンス評価:強いエビデンス。ストレスに対するフローティングについて。複数の試験が同じ方向を示しています。これらの試験に加え、利用者の体験が圧倒的に好意的であることから「強いエビデンス」と評価しています。2025年の常連利用者調査では92%がリラックスを、77%がストレス軽減を報告しており、多くのレビューやRedditなどの掲示板、フローティングを取り入れるアスリートや著名人の声も同じ傾向です。評価の考え方はŌmni エビデンス評価をご覧ください。

夜明け前のスタートに備えて、レース前のフローティングは土曜の夜ではなく、金曜の夕方か土曜の午後に。そうすれば早めにベッドに入れます。サウナと水風呂はレース後のお楽しみにとっておきましょう。

ネックピローに頭をあずけ、目を閉じて水に浮かぶ女性。背後に青いLEDの光
レース前日:あたたかく静かな水の上で、何も考えない時間。写真:Ōmni Space

ゴールのあと:温→冷→フローティング

レース当日はシンプルに。食べて、飲んで、シャワーを浴びて、眠る。そしてその日の午後か翌朝に、Ōmniがおすすめしている順番を試してみてください。温と冷を数セット、最後にフローティングで着地します。

  • 温:赤色光つきの遠赤外線サウナ(45〜55℃)で10〜15分。一般的な高温サウナよりおだやかです。気分が悪くなったら早めに出ましょう。
  • 冷:水風呂(7〜12℃)。初めてなら30秒〜2分。ゆっくり入り、息を長く、ゆっくり吐きます。
  • 休憩:2〜5分座って、水を少しずつ。2〜3セットで十分です。多ければいいわけではありません。
  • フローティング:仕上げに60分か90分の静けさを。

Ōmni エビデンス評価:有望。水風呂と筋肉の回復について。多くの小規模な試験をまとめた複数のメタ分析(たくさんの研究結果を集めて全体の傾向を見る方法)で、ハードな運動後の筋肉痛が軽くなる傾向が示されています。

Ōmni エビデンス評価:初期段階のエビデンス。アスリートの回復に対するフローティングについて。アスリートを対象にした小規模な試験で、フローティング後に気分が上向き、筋肉痛が軽くなりました。パフォーマンスへの効果はまだはっきりしていません。

それでも、フローティングの直後に「脚が軽くなった」と話すランナーはとても多く、それだけでも試す価値があります。セットの組み方は温冷交代浴ガイドで、研究の詳細はランナーのためのフローティングと回復ガイドで詳しく紹介しています。水風呂には水着をご持参ください(貸し出しはありません)。サウナとフローティングは水着不要です。

Ōmni Spaceの赤色光つき遠赤外線サウナの室内。木のベンチが赤く照らされている
赤色光つきの遠赤外線サウナ。温→冷→フローティングの第一歩です。写真:Ōmni Space

距離別・おすすめの回復プラン

走った距離おすすめ
10kmブランチのあと、同じ日の午後にサウナと水風呂。そのあとも街歩きできるくらい元気なはずです。
21kmまずは昼寝。夕方に60分のフローティング、または温冷のあとにフローティング。
42km当日は食べて眠るだけ。夜に気が向けば、ゆったり90分のフローティングを。月曜に温→冷→フローティングのフルコース。
ランニングクラブの仲間とサウナと水風呂の部屋を貸し切り(最大4名・60分)にして、フローティングは順番に。

短距離フライトのランナー向け・週末プラン

日にちプラン
1月15日(金)到着、荷物を預けて軽く散歩。チェックイン前に着いたら早朝到着ガイドをどうぞ。
1月16日(土)軽いシェイクアウトラン、ナンバー受け取り、午後にフローティング、早めの夕食と早寝。
1月17日(日)4月30日公園でレース。食べて、シャワー、睡眠。夜は脚の声を聞いて、やさしくフローティング。
1月18日(月)チェックアウト後、Ōmniに荷物を預けて(スーツケース最大4個)温→冷→フローティング、そのまま空港へ。最終日の過ごし方ガイドもご参考に。

もう少し滞在するなら:テト前のサイゴン

レース当日は旧正月の約3週間前。2027年のテト元日は2月6日(土)です。1月の街には金柑の鉢植えや黄色い梅の花(マイ)、赤い提灯があふれ、市場は日に日ににぎやかになっていきます。1〜2日延ばせるなら、街歩きにいちばん楽しい季節です。お土産選びにはテトのギフトガイドを。タオディエン周辺に泊まるならタオディエンの楽しみ方もどうぞ。年間のレースや見本市は、確定した日程だけをまとめたホーチミンのイベントカレンダー(英語)でチェックできます。

4月30日公園の芝生と噴水から、並木のレズアン通りを見下ろす眺め。遠くにホーチミンの高層ビル群
4月30日公園の噴水からレズアン通りを望む。HCMCマラソンのスタート・ゴール地点です。写真:Jim 陳, Wikimedia Commons, CC BY-SA 2.0.

タオディエンへの行き方

いちばん簡単なのは配車アプリのGrab。車でもバイクでも、予約前に料金が表示されます。行き先に「Ōmni Space, 16C Quốc Hương」と入力してください。メトロ1号線にもタオディエン駅があるので、沿線に泊まっているなら便利です。所要時間は渋滞しだい。夕方のラッシュ時は余裕をもって出発しましょう。

Ōmni Spaceのご案内

Ōmni Spaceはタオディエンの16C Quốc Hươngにあり、毎日9:00〜21:00営業、最終のフローティングは20:00スタートです。フローティングは60分1,500,000ドン、90分2,000,000ドン。カップルルームで2人一緒なら、1人分の料金に700,000ドンをプラス。遠赤外線サウナまたは水風呂は単独で450,000ドン、フローティングに追加なら200,000ドンです。サウナと水風呂の部屋の貸し切りは最大4名で60分900,000ドン。オンライン予約のお支払いは銀行振込、海外発行のクレジットカードは受付でご利用いただけます。Ōmniのチームは2017年にベトナム初のフローティングセンター「Float Vietnam」を開いたメンバーで、Googleでは72件のレビューで4.8★の評価をいただいています(2026年10月25日時点)。レースのある週末は混み合うので、料金を確認して早めのご予約を。

フローティングは初めてですか?ベトナムでのフローティング体験を見る →

Float Planサイゴンに着いたばかりですか?1分のFloat Planクイズ(英語)で今の状態と必要なことを教えていただければ、初回セッションのシンプルなプランをお届けします。Float Planを作る
Ōmni Spaceのオレンジ色のラウンジ。暗いテーブルの上に頬杖をつく小さな石の仏頭と、枝だけの飾り木
ラウンジの静かな一角。フローティングのあとはお茶でひと息。写真:Ōmni Space

よくある質問

HCMCマラソン2027はいつ、どこで開催されますか?

2027年1月17日(日)、ホーチミン中心部・レズアン通りの4月30日公園がスタートとゴールです。種目はフル42km、ハーフ21km、10km。スタート時刻やナンバー受け取りは、大会が近づいたら公式サイトでご確認ください。

フローティングはマラソンの前と後、どちらがいいですか?

どちらもおすすめです。レース前は午後か夕方早めのフローティングで、睡眠時間を削らずに頭を休められます。レース後は「温→冷→フローティング」の順番が私たちのいちばんのおすすめです。

マラソンのあとの水風呂は効果がありますか?

好んで入るランナーは多いです。Ōmni エビデンス評価では、水風呂による筋肉の回復は「有望」。複数のメタ分析で、ハードな運動後の筋肉痛が軽くなる傾向が見られます。初めては30秒〜2分から、水着はご持参ください。

最終日に荷物を預けられますか?

はい。サウナ、水風呂、フローティング、シャワーのあいだ、スーツケースを最大4個までお預かりします。そのまま空港へ向かえます。

ランニングクラブの仲間とまとめて予約できますか?

できます。サウナと水風呂の部屋は最大4名・60分で貸し切りにでき、フローティングの部屋も同じ時間帯に並べて予約できます。レースの週末は早めのご予約がおすすめです。

タオディエン(Thảo Điền)にあるŌmni Space – Float Saigonのチームが書きました。一般的な情報であり、医学的なアドバイスではありません。大会情報と料金は2026年11月4日に確認しています。

参考文献

  1. HCMC Marathon 公式サイト:HCMC27、2027年1月17日、スタート・ゴールはレズアン通りの4月30日公園。
  2. Racinais S et al. (2015). Consensus recommendations on training and competing in the heat. British Journal of Sports Medicine 49(18): 1164–1173.
  3. Driller MW, Argus CK (2016). Flotation restricted environmental stimulation therapy and napping on mood state and muscle soreness in elite athletes: a novel recovery strategy? Performance Enhancement & Health 5(2): 60–65.
  4. Broderick V, Uiga L, Driller M (2019). Flotation-restricted environmental stimulation therapy improves sleep and performance recovery in athletes. Performance Enhancement & Health 7(1–2): 100149.
  5. Kjellgren A, Westman J (2014). Beneficial effects of treatment with sensory isolation in flotation-tank as a preventive health-care intervention: a randomized controlled pilot trial. BMC Complementary and Alternative Medicine 14: 417.
  6. Hilpert K, Chis Ster I (2025). Experiences and perceptions of regular floatation-REST users: results from an online survey. Journal of Clinical Images and Medical Case Reports 6(5): 3600.